アンガー(怒り)という感情は人間が生きていく上ではなくてはならないものです。
かつては生命の危機に敏感に反応し、身を守るため、生存競争に勝ち残るために必要なものでした。
現代においても理不尽な状況に置かれた際などに自身の意志を伝えるため、あるいは気持ちを奮い立たせるために重要な役割を果たしている反面、先述したような理由から感情の先陣を果たすような咄嗟に出てしまいやすい反応であるためから諸刃の剣になりやすい側面も合わせ持ちます。
相手を傷つけ、自身をも傷つけてしまいかねない局面は多々あります。
それがこの諸刃の剣である怒りの感情を上手くコントロールすること(アンガーマネジメント)こそが、究極の癒しなのではないかと提言する次第です。
■怒りを意思でコントロールする
アンガーマネジメントとは、生理的に起こる反応を我慢して耐えに耐えるというような精神衛生上良くない行為のことではありません。
簡単に言えば、ここはこう表現しよう、ここは敢えて表現しないと、状況に合わせて自分の意志でマネジメントすることなのです。
みなさんの周りにもいないでしょうか?「あの人はなぜいつも機嫌が悪いのだろう」、「何があっても怒る人だからあまり近寄らないようにしよう」と思わせてしまうくらい、いつもイライラしているような人。
そう、怒りは人を遠ざけてしまうのです。
怒りは生命の危機に敏感に反応した時だけに生理的におこる場合だけではありません。
”生命の危機”の中に、自分の思い通りにいかない・阻害されたなどの理由も含まれますので、常にイライラしてる人が存在し、イライラしているから孤独になり、物事が上手くいかないというような無限のループを作り出しているのです。
そうならないためにも、そのような局面に対峙した際のために、まずは物事を俯瞰してみる習慣から始めてみましょう。
■人間関係の改善に役立つ
アンガーマネジメントは人間関係における立派なスキルです。
自分は怒りを感じていると感じたら、ひとまず深呼吸して、可能であればその場を離れて考えてみるのも良いでしょう。
なぜ怒りを感じているのか、それは表現すべきか否か、表現するならどう伝えるのがベストなのかを冷静な状況に身を置き、客観的な思考で判断し、そして自分でマネジメントするのです。
そうすることにより、怒りという感情がもたらす負の部分をコントロールできます。
それが自然に出来るようになればしめたもので、「ああ、私は生理的な反応さえも自分で演出できるようになった」と、人間としてのレベルが上がったと感じることもあるでしょうし、自分を苛立ちの波に放り込まないということが結果として心の癒しにも繋がるのです。
出典元:アンガーマネジメントとは?
最終更新日 3日 by 2demay